2019-01-01から1年間の記事一覧

中曽根康弘氏について

私にとって今年一番印象深い出来事は、中曾根康弘元総理大臣の訃報をテレビのニュースで見た時、突然「徳川家康だ!」という思いが、閃光のように脳裏で炸裂したことです。このようなことは初めてでなく、たまに時々あります。初めては二十年ほど前、四念処…

これがあれば実践できる!

昨日何とかオーサーレッタッバダンマの見直しを終えました。 帰依に関わる実践、布施・寄付に関わる実践、戒の勤めに関わる実践、サマーディの勤めに関わる実践、八正道・七清浄・三学に関わる実践、 四念処・七覚支・解脱に関わる実践、天精舎・梵天精舎・…

ホームページを更新しました

4月に「宗教と社会」を更新した後、次の本を掲載する前に、もう一度読み直しをしようとしたら、このところ毎食後2時間くらい眠ってしまうので、ほとんど仕事をする時間がなく、思うように捗らなくなりました。せっかく素晴らしい本を訳し終えているのに、い…

感謝を教えるのは仏教ではない

最近はよく「感謝」という言葉を耳にします。しかも「仏教は感謝を教える」と言う人が多いです。食事の前に言う「いただきます」という言葉は、犠牲になった食べ物への感謝、食事を作ってくれた人への感謝、食事ができる境遇にあることへの感謝、今生きてい…

「私は正しい」と感じる慢

ほとんどすべての虐待は「しつけ」という名目で行われ、しつけをする自分は正しいという思いが契機になっています。相撲界の暴行事件、暴行致死事件も、しつけという名目で始まっています。あるいは悪質な煽り運転なども、追い越しや無理な車線変更など何ら…

暴言の時代

年前に見たテレビで、70歳近い俳優が一回りくらい年上の大先輩俳優と話す時に、自分を「俺」と呼んでいるのを見て仰天しました。俺というのは、目下、あるいは仲間内の人に対して使う言葉で、その俳優は早稲田大学卒で、まったく知識がないはずはないからで…