これがあれば実践できる!

昨日何とかオーサーレッタッバダンマの見直しを終えました。

帰依に関わる実践、布施・寄付に関わる実践、戒の勤めに関わる実践、サマーディの勤めに関わる実践、八正道・七清浄・三学に関わる実践、 四念処・七覚支・解脱に関わる実践、天精舎・梵天精舎・聖精舎・空精舎に関わる実践、涅槃に関わる実践、カンマとカンマの終わりに関わる実践、四聖諦に関わる実践、 縁起の流れを生じさせないことに関わる実践、滅苦・三相に関わる実践、ロークッタラダンマに関わる実践の十三種類の実践法を一挙に説明されています。
 
仏教の本というと「戒はこう、八正道はこう」と、項目を挙げて説明する人ばかりで、具体的にどのように実践するかに言及する本はほとんどありません。それは多分、本を書く人が実践法を知らないから、あるいは実践に関心がないから、実践をしたことがないからだと思います。

だから本を読んだ人はいろんなダンマの項目を知って記憶するだけで、実践することができませんでした。
 
この本は普通は実践できなそうに見える七清浄、三学、七覚支、三相なども、滅苦のために実践できるよう解説されています。だから読者は、ここで述べられているすべての実践の中で、自分の資質や趣味に合った実践を選んで実践することができます。そういう意味で仏教を学ぶ人にとって非常に利益のある画期的な本で、仏教に関心がある多くの人に読んでいただきたい本です。
 
「教えを学び、教えを実践し、実践の結果を得ることの三つが揃えば仏教と言う」とブッダが言われているように、「仏教を学ぶ」ことは、現代の学校の勉強と違って、実践するために知って、理解することであり、実践して結果を得なければ学んだことにならないからです。実践して結果を得なければ、知っているだけなら、得意になって話せる以外に、知ることにはほとんど意味がありません。
 

実践しないで話す人、教える人ばかりなら、仏教は信用されなくなる一方で、信頼されない仏教は堕落するだけですが、正しい仏教の実践をし、実践の結果を体現する人が増えれば、仏教は信頼を回復し、信頼され、尊敬される仏教は更に発展するからです。