4月に「宗教と社会」を更新した後、次の本を掲載する前に、もう一度読み直しをしようとしたら、このところ毎食後2時間くらい眠ってしまうので、ほとんど仕事をする時間がなく、思うように捗らなくなりました。せっかく素晴らしい本を訳し終えているのに、いつまでも遅らせては仕方ないので、まだ納得できる出来上がりにはなっていませんが、師の27回忌に当たる今日7月8日に、見切り発車の状態で掲載します。今後も読み直しと修正を続けるつもりでいます。しばらくは読みにくい箇所が多いと思いますが、ご容赦ください。
法話のページにも書きましたが、インタビュー形式の自伝で、「翻訳以外の先生の作品の中で、一番好きな本は何ですか」と問われた時、プッタタート師は「オーサーレタッパダンマ」と「サンダッセータッバダンマ」ともう一冊の三冊を名を上げています。双子の本と言われているオーサーレタッパダンマとサンダッセータッバダンマを翻訳して見て、その答えに納得しました。
師の本はどの話も深い納得と感銘を感じますが、この本は仏教の実践のすべてを一望でき、それらが詳細に説明されている点が素晴らしく、しかも理論や理想論でなく、実践者として体験や実感で話されているので、本気で読めば正しく理解でき、正しく実践できると確信します。