不邪淫戒の本当の意味

仏教の五戒に不邪淫戒という戒があります。不殺生、不偸盗、不妄語、不飲酒は、文字を見れば大体意味が分かります。しかし不邪淫は、多くの人が「不倫をしてはいけない」と理解していますが、文字の意味と、戒その物の意味は大分違います。 ブッダは不邪淫戒…

コロナウイルスとアパーヤムッカ(破滅の門)

コロナウイルスが最初に日本に入って来た時は、中国人旅行者、あるいは武漢へ帰省後に再来日した中国人、武漢からの帰国者等でしたが、一旦市中に潜在して広まったウイルスは、ナイトクラブやバー、ライブハウス、スポーツクラブなどでクラスターが発生し、…

庶民のサマーディ

今のテレビを観ると、男性アナウンサーや俳優、政治家などは背筋を立てて、あまり体や顔を揺らしませんが、女性アナウンサー、記者、リポーター、ゲストである専門家、そして一般庶民のほとんどは、話す時に顔を前に突き出し気味で、鹿威しのように頸を振り…

私の好きなブッダの言葉

子供の頃も学生時代も、そして大人になってからも(ブッダの仏教に出合うまで)、いろんな場面で誰かに文句や暴言を言われた時、すぐに言い返せない自分に対して、幾度となく歯がゆい思いを繰り返して来ました。後になって、ああいえば良かった、こう言い返…

仏教の天使

近々掲載予定の「イダッパッチャヤター(因果。縁生)」という本を読んで、仏教にも「デーヴァドゥータ=天使」という言葉があることを知りました。ブッダの仏教には神がいないのに、天使とは何だろうと読み進めて行くと、天使は「老・病・死」でした。老人…

ホームページのアクセス障害

一昨日から「プッタタートの法施小屋」のアクセス障害が生じているようです。ご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください。

中曽根康弘氏について

私にとって今年一番印象深い出来事は、中曾根康弘元総理大臣の訃報をテレビのニュースで見た時、突然「徳川家康だ!」という思いが、閃光のように脳裏で炸裂したことです。このようなことは初めてでなく、たまに時々あります。初めては二十年ほど前、四念処…

これがあれば実践できる!

昨日何とかオーサーレッタッバダンマの見直しを終えました。 帰依に関わる実践、布施・寄付に関わる実践、戒の勤めに関わる実践、サマーディの勤めに関わる実践、八正道・七清浄・三学に関わる実践、 四念処・七覚支・解脱に関わる実践、天精舎・梵天精舎・…

ホームページを更新しました

4月に「宗教と社会」を更新した後、次の本を掲載する前に、もう一度読み直しをしようとしたら、このところ毎食後2時間くらい眠ってしまうので、ほとんど仕事をする時間がなく、思うように捗らなくなりました。せっかく素晴らしい本を訳し終えているのに、い…

感謝を教えるのは仏教ではない

最近はよく「感謝」という言葉を耳にします。しかも「仏教は感謝を教える」と言う人が多いです。食事の前に言う「いただきます」という言葉は、犠牲になった食べ物への感謝、食事を作ってくれた人への感謝、食事ができる境遇にあることへの感謝、今生きてい…

「私は正しい」と感じる慢

ほとんどすべての虐待は「しつけ」という名目で行われ、しつけをする自分は正しいという思いが契機になっています。相撲界の暴行事件、暴行致死事件も、しつけという名目で始まっています。あるいは悪質な煽り運転なども、追い越しや無理な車線変更など何ら…

ホームページ移動についてのお知らせ

協力者の方のご尽力によって、ホームページを移動することができました。 新しいURLは以下のとおりです。これでまた、しばらく続けて行くことができそうです。 http://buddhadasa.hahaue.com/ ジオシティーにまだ公開していない翻訳作品が二つありますが、今…

暴言の時代

年前に見たテレビで、70歳近い俳優が一回りくらい年上の大先輩俳優と話す時に、自分を「俺」と呼んでいるのを見て仰天しました。俺というのは、目下、あるいは仲間内の人に対して使う言葉で、その俳優は早稲田大学卒で、まったく知識がないはずはないからで…

貴乃花親方の破滅

昨年末の日馬富士の暴行事件をめぐる貴乃花親方の行動を、相撲界の不正を正す正義の行動で、角界の隠れている問題が明らかになる流れになるだろうと見ていましたが、理事長選挙や貴公俊の暴力問題など、親方を益々窮地に追い込む成り行きに変わり、結果とし…

老いについて知る

四聖諦の苦は十一種類ありますが、基本的な苦として「生老病死」があります。生まれることが苦なのは、すべての苦は生まれたことによって生じるからです。死ねば苦は一旦終わりますが、カンマがある生き物はカンマの威力によって再び生まれてしまうので、生…

現代の日本人にない感覚に「徳」という感覚があります。善いことをすると徳という貯金のようなものになって蓄えられ、自分が困った時に助けてくれるものです。徳は時に高い倍率の利息が加算されることもあります。幸運と呼ばれるものはすべて、本当は本人が…

タンマは最高の安全

ここ十年の間に、数えきれないほどたくさんの災害が、九州から北海道まで、日本中順に交代で起きています。紀伊半島や四国、広島・岡山・神戸は大災害があっても、大阪は今年地震があったものの狭い範囲で、広範囲の災害はほとんどないと思っていたら、かつ…

四念処についての詳細

ブッダは、八正道の正しいサティ(正念)は四念処と言われています。私は、四念処は正しいサマーディを生じさせる最も良い方法だと感じるので、四念処の仕方を説明するために、ブッダの言葉の、四念処に関わる部分を抜き出して見ました。 四念処をする時の注意…

味噌と癌の因果関係

味噌が幾つかの種類の癌の発症の防止に効果があるという情報があります。その根拠を探すと、味噌汁を毎日三杯以上飲んでいる人と、一二杯飲んでいる人と全く飲まない人には明らかな違いがあると、グラフで説明しているサイトが幾つもあります。仮にこの調査…

戦争に巻き込まれないために

日本の戦争が終わって七十年以上になりますが、その間何十年も米ソの戦争の危機が続き、その構図が崩れたと思ったら北朝鮮とアメリカの戦争の兆しが現れ、戦争になればロシアや中国も参戦し、日本はアメリカと共に戦えるよう憲法を変え、世界を二分する大戦…

占星学と戒

前回飲酒に関する占星学の見方について述べたついでに、占星学について意見を述べて大来たいと思います。時々「ブッダは占いを禁じているのに、なぜあなたは占いをするのか」と質問や苦言を頂戴することがあるからです。 初めにブッダが占いを禁じていると…

お酒を飲むこと

今マスコミは日馬富士の事件の話で持ち切りですが、私は今回の事件でも飲酒の害を思いました。日馬富士は会見で「今回のことは、酒を呑んだからこそのことではない」と言っていましたが、ウィスキーをアイスバケツに注いで回し飲みすると言われるモンゴル人…

健康寿命

平均寿命、つまり命の寿命に対して健康で働けなくなる年齢を意味する健康寿命という言葉が使われ始めました。命の寿命と健康寿命の差は平均で10年だそうです。言い換えれば、人は死の10年くらい前から病気がちな生活を強いられるということです。平均10…

歌って踊ることの害

最近のテレビを見ていると、コマーシャルなどにダンスを取り入れることが多くなっていると感じます。今は歌だけではアピールする力が弱く、踊りを加えないと視聴者が関心をももたないと聞いたことがあります。つまり大衆の求めに応えて踊りをつけているよう…

老年期と幼少年期

団塊の世代が年金を受給する年齢になってから、いろんな異変が見られるようになりました。若い時から堅実で、子供を育て上げた後も浪費をせず子育て時代と同じように質素に暮らしていたAさんは、年金生活になると夫婦で一月おきに海外旅行へ行くようになり…

如来と如行

ブッダは自身を呼ぶ時『タターガタ』という言葉を使っていました。この世界から向うの世界に行ったような人という意味です。漢訳では如来、つまり「来たような人」と訳されているので、意味は正反対です。大乗の仏陀は向うの世界の人で、衆生を救うためにこ…

日本の文化

日本の文化は、世界中のどの国とも違う独特なものがあります。アジアの文化はインドや中国の影響がありますが、日本は同じ中国文化圏のどの国にも似ていません。災害や大参事などが起きた時の被災者、被害者の態度の冷静さ、穏やかさに、中国や韓国の人は驚…

明晰な言葉を使う

ブッダヴァチャナ・シリーズを読んで感じたのは、ブッダは何かの話をする前に、必ずその言葉の定義を、例えば「苦とは、こういう意味です」と明瞭に説明していることです。 それまでなかったロークッタラ(脱世間)の世界を説明するのに、世俗の言葉以外に使…

異常気象の原因・ブッダの言葉から

最近は日本中、世界中で代わる代わる異常気象が起きています。 ブッダの言葉に、異常気象についての言及があります。 「ブッダヴァチャナによる縁起」の中の「人間の弱さの縁起」という文章です。これによると、現代人の多くが、不健康であることの原因は、…

「違法ではないが不適切」と五戒

舛添氏が自らの疑惑を払拭すべく調査を依頼した弁護士が、疑惑の対象となっている多くの項目について、「違法ではないが、不適切」と発表しました。違法というのは国の法律の話で、不適切というのは倫理や道徳の話です。今回の騒動を通して、法律と道徳と五…