2021-01-01から1年間の記事一覧

小室さん報道の外国メディアの理解

小室圭さんと眞子さんの結婚問題は、欧米やアジアなど、世界の多くのメディアが取り上げていたようです。ネットで読むと、アメリカでは「日本社会は、皇室の恋愛に厳しい」、つまり恋愛に開放的でないとか、恋愛の自由が遅れていると見、アジアの国では「親…

愛子様の美しさの理由

成人になられた愛子様をテレビやネットで拝見して、実に美しくなられた姿に感動しました。建物のガラスに映り込んだ山茶花の清楚な影が、意図したように完璧な背景として、気品に溢れた愛子様の姿を引き立てていました。 どんなに美しくても女優さんにはない…

服の模様は心の模様

補色、あるいは反対色を四色使った、非常に煩い模様の服を着た人がいたので、よく見ると、早口で喧しいほど多弁な人でした。どこの国の皇室や王室の人たちも、お召し物はほとんどは無地で、(プリント)模様の服を見たことがありません。一般人でも、上層の…

多くの動物が解脱する時代

プッタタートサイトの「短文」の頁にある「涅槃は人生の目標」という話で、プッタタート師が占星学を認めているような発言があるのを見つけました。師は折に触れ、占星学も含めて「占いは根拠がない」と言われているので、占星学愛好者である私にとしては、…

「現世、来世」は世界ではない

プッタタート比丘のサイトを読んでいたら、「現世、来世」という言葉と、「後世」という言葉に、同じ「世」という文字を使っていて「おかしい」という考えが生じました。後世は後の世なので、意味として正しいですが、「現世、来世」は「この世界、未来の世…

カンマより怖い随眠

随眠という言葉を聞いたことがあると思います。煩悩の一種で、普段は本性の中で眠っていて、時々起きて来て働くと言われています。プッタタート師は「怒りを倉庫に閉じ込める」という話の中で、次のように話しています。 『一度怒ると怒りの随眠、パティカー…

コロナの波

四月二十日過ぎから胃が重く感じられ、痰や溜飲や、他にも嫌な症状が出てきて、一向に良くなりません。家族も最近は食欲がないと言うので、つまり私一人でないので、縁は何かと現在の天体を見たら、四月二十三日から火星が蟹座に入っていました。胃を表す蟹…

恩返しと恩送り

先日テレビを見ていたら、「いろんな人から恩を受けて来たので、恩返しでなく、これからは若い人たちに恩送りをしたいと思っています」と話している人(一般人)がいました。これは若い日の自分と同じ考えで、苦々しく感じました。 私自身も若い頃、多くの人…

海の歌

仏教では、自分が手本とすべき物を持つべきと言います。いつでも手本にする物があれば、何につけても迷わず、心の拠り所にすることができます。ダンマは最高の拠り所ですが、すべてを記憶し、すべての場面で思い出すのは難しいので、ダンマに沿っている(正…

平等に暮らすのは苦

ブッダは「四つの階級も同じで、カッティヤ(武士)もバラモン(司祭)もヴェッサ(商人)も、スドゥッタラ(労働者)も、出家して私が公開したタンマヴィナヤ(この場合は教団というような意味)に入れば、当然全員が自分の古い名前と家名を捨て、当然新た…

ブッダのホロスコープ

占星学で個人を占う時は、ホロスコープ、あるいは出生図と呼ばれる図を使います。十二房あるみかんを輪切りにした面のような図で、十二の室に十二の星座が入ります。そして占う人が生まれた日の生まれた時刻に天空にあった惑星を、ミカンの輪切りのような図…

四禅体験記

瞑想をしている人はたくさんいらっしゃるように見えますが、体験した禅定について書かれている文章に出合ったことがありません。禅定、特に四禅は、経験した人が少ないからと思います。 四禅になったらどのような感覚なのか書いておくことは、これから体験す…

チッタとヴィンニャーナ

前回心の構造について触れたついでに、もう少し心について書いてみたいと思います。ブッダは、動物(人)は名(ナーマ。抽象)と形(ルーパ)、心と体で成立していると見ます。心の部分を受・想・行・識の四つに分け、それに体である形(ルーパ)を足すと五…

如意足のメカニズム

何年も前、何週間も微熱が続き、動悸や息苦しさ、不眠、血圧の高下などの症状もあり、寝ていても辛い日々が続いた時、取り敢えずどこが悪いのか調べてもらおうと病院へ行きました。症状から疑えるだけの項目を詳細に検査しましたが、「どこと言って悪いとこ…

悪人に布施する

戦前戦後の時代に、伊藤久男という歌手がいました。昨年テレビドラマで名前を聞いて、懐かしさに何曲か歌を歌を聞いてみると、自分が知っていた晩年の声からは想像できない美しい声と、見事な技巧を持ち合わせた稀有な才能のバリトン歌手だったと知りました…

人の上に立つ人

ブッダは四聖諦の話で、「自分を尊敬し、自分を聞き従うべき人と見ている人には、四聖諦を教えることで救いなさい」と言われているそうです。プッタタート師のどの話にあったか思い出せないのですが、道を教えるには、教えられる人から信頼されていなければ…

人恋しさは克服できる

人と触れ合いたい欲求は命の生存には関りはありませんが、現代人にとってほとんど本能に近いように見えます。家族が月の半分くらい家で仕事をするようになり、仕事に集中できない長い時間、だらだらと話し掛けて来るので、仕事だけでなく、内面を見つめる時…

因と果の系図

父は、当時は当たり前だった見合いで結婚をして、四十歳を過ぎて若い女性に出会って夢中になり、山林や田地田畑家屋敷を全部母に譲って身一つで家を出るから、離縁してほしいと母に懇願しました。母は夫の浮気を止めさせようと奔走し、相手の女性の父親に連…

天人に転生した人

「ブッダヴァチャナによるブッダの伝記」を読むと、大悟する前にいろんな考察をなさっているのが分かります。その中に『天人がどんな業の報いでこの世界からその天人の世界に生まれたか分かれば、それは私の、更に純潔なニャーナダッサナ(智見)になるだろ…