四月二十日過ぎから胃が重く感じられ、痰や溜飲や、他にも嫌な症状が出てきて、一向に良くなりません。家族も最近は食欲がないと言うので、つまり私一人でないので、縁は何かと現在の天体を見たら、四月二十三日から火星が蟹座に入っていました。胃を表す蟹座に火星が入ったので、胃が悪く感じられたのでしょう。
火星はケガや病気、事故やトラブルなどを表す星なので、個人のホロスコープで火星が蟹座に入ると、原因を作っている人は、病気や事故に遭う機会になります。だから今、コロナの波が高いのかも知れないと思い、今までの火星の動きを調べて見ました。(現在の蟹座だけ天体運行表を見て、他の星座は日数で計算したので、一日くらいの差はあるかもしれません)。
2020年
1/29~3/19 天秤座
3/20~5/ 8 蠍座 ◎ 第一波
5/9 ~6/27 射手座
6/28~8/16 山羊座 ▽
8/17~10/03 水瓶座 △ 第二波
10/04~11/22 魚座
11/23~1/11 牡羊座 ◎ 第三波
2021年
1/12~3/3 牡牛座
3/4~4/22 双子座 第四波
4/23~6/11 蟹座
火星の運行はこのようで、人間も、ある家へ行くと元気に行動でき、別の家に行くと委縮して活動できないなどの相性があるように、星にも星座との相性があり、火星は、牡羊座、蠍座は自宅にいるように力を発揮し、天秤座や牡牛座にある時は欠点が出て、力を発揮できません。相性が良く、火星が力を発揮できる星座には◎を、委縮する星座には▽をつけて見ました。蟹座は緊張や混乱です。
すると火星が威力を増す◎の時期と、コロナの波が一致していると見えます。今年の三月初めから四月下旬までは◎でないのに第四波が生じたのは、双子座は、人体では肺の位置にあるので、火星が双子座に入って肺炎が増えた(重症が多くなった)からと見ることができます。
そして対策が適切でない国は、火星が弱まる時期になっても、ほとんど減っていないので、物理的な面が大きいように見えます。
今後を見ると、
6/12~8/31 獅子座
9/18~10/19 乙女座
10/20~12/8 天秤座
12/9~1/27 蠍座 ◎
2022年
1/28~3/18 射手座
3/19~5/7 山羊座 ▽
5/8~6/26 水瓶座 △
このようになっています。
コロナは多くの物理的原因と、個人のカンマと、社会の対策、といろんな要因が絡んでいるので、一面だけで見ることはできません。占星学でも火星だけでなく、他の星の影響も見なければなりませんが、火星だけを見ると、六月以降は多少落ち着き、今年の暮れに、もう一度高い波があるかもしれないと見えます。
これは、「星がこのようだから、こうなります」という予言ではありません。予言と見て信じれば、中世の人のような暗さに陥ります。「人は普通では常見です」とプッタタート師が言われているように、人は何かが悪くなると「この先ずっと悪くなる」と考えて悲観し、ちょっと良くなると「今後は良くなるだけ」と楽観します。「この世界のすべての物は無常です」と言っても、すぐに忘れてしまいますが、星はこのように、常に運行していると知ると、ずっと悪くなるとか、ずっと良くなると思わないで済みます。
どんなに常見に陥りやすい人でも、昼と夜が繰り返していることは忘れないし、四季が繰り返していることも知っているので、星も常に回っていて、いろんな季節を作り出していると知ることには意味があります。
星は原因ではなく、結果をもたらす縁を見る計測器のようなものです。冬が来たから寒くなり氷が張るように、この星がここに来たら、そういう意味の結果が出るにふさわしい、そこへ行ったらまた別の結果が出るにふさわしいと、常に変化していること知るには、とても良い道具です。